大人になってから憧れのピアノに挑戦して学んだこと

小学生の頃、テレビドラマの影響でピアノを弾けたらなと、純粋に憧れていましたが、その夢が叶ったのは大人になってからのことです。

小学生当時、ピアノを置く場所もないし、経済的にも無理だと母に言われて、
一度は諦めたピアノが弾けるようになる夢でしたが、
社会人になってある先生との出会いがありました。

日頃からピアノへの未練を妹に語っていたところ、
妹の知り合いに、自宅でピアノ教室を主宰されている先生がいて、
大人の生徒さんもレッスンしてくれるみたいだよと紹介してくれたのです。

先生にご連絡を取ると、発表会があるから観にいらっしゃいとおっしゃってくださり、この先生ならと挑戦することにしました。

当時、正社員でフルタイムの仕事をしていた私の都合に合わせて、基礎から教えてくださいました。

はじめはイラストたっぷりの教則本からスタートして、
目標のショパンの革命のエチュードには程遠い感じでしたが、
電子ピアノを購入して、毎晩コツコツ練習を重ねました。

子どものように頭も指も動かず、なかなか曲が仕上がらなかったり、何度やってもミスタッチしたり、いろいろと苦戦することも多かったです。

小さなお子さんたちと一緒に発表会にも出演させていただきました。
初めての発表会ではパッヘルベルのカノンを先生と連弾で弾き、
指も心も震えた初舞台でしたが、たぶん一生忘れられない思い出です。

このカノンの曲は、後に自分の結婚式で入場曲にも用いました。

先生のレッスンはピアノの技術だけではなく、豊富な人生経験から培った生きる上での指針だったり、結婚や育児の体験談だったり、
多岐にわたって教えてくださいました。

ときには、私自身の弱さを叱咤してくれたり、相談にのってくださったりと、
大人になってから親以外に年長者で自分にアドバイスをくださる存在がいなかった私にとって、
先生はピアノの先生というより、人生の師匠のような存在でした。

現在は、結婚・出産・育児を経て、自分に代わって娘が音楽教室でピアノを習っています。
あっという間に私の技量を追い越して、彼女の方がショパンに近づいています。

先生がピアノで曲を弾くときに
「間違えてもくよくよしないで、止まらないで弾こう」
とよくおっしゃいました。

このことは、ピアノを弾く心得としても、人生の姿勢としても、
今でも生かされています。

レッスンはもう続けていませんが、自分で弾きたい曲があれば、
楽譜を準備して趣味として弾いています。
ピアノのおかげで、心豊かな人生になったと、楽器と先生に感謝しています。

そして、夢を諦めないこと、いくつになっても挑戦することの大切さを教わりました。

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